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平成23年度 事業計画(案)
 

 

 平成23年3月11日に発生した東日本大震災は、マグニチュード9という世界最大級の大地震・大津波に原子力事故が加わり、未曽有の災害となっている。
 大震災から約2ヶ月となりますが、関係機関の懸命な努力に関わらず、未だに原発事故の収束についての明確な見通しは示されない状況が続いている。
 当協会加盟各社におきましては、地震と津波による直接的被害はもとより、原発事故による事業休止、更には放射線汚染風評による予約のキャンセルが続き、事業経営に影響を及ぼしている。
 当協会としては、会費の減免を行うとともに関係機関に対し、諸要望を積極的に働きかけてまいります。
 バスは、国民生活に不可欠な公共交通機関として高齢者社会の進展と地球温暖化問題等環境重視の時代を迎え、その役割は極めて重要なものとなっている。
 しかし、バス事業の現状は、乗合バスは依然として事業者の懸命な努力にかかわらず、輸送人員の減少に歯止めがかからず、貸切バスも規制緩和による新規事業者の増加と旅行業界の激しい競争の影響等を受け、いずれも厳しい経営状況が続いている。
 このような状況下にあっても、バス業界は、バスを取り巻く環境の変化に対応し、将来のバス産業のあり方を見据えて、地方バス路線維持対策、安全輸送対策、環境対策、交通バリアフリー対策、情報提供の充実、輸送環境の改善等多くの課題に取り組んでいかなければならない。
 特にすべての事業者が、安全・安心を優先的に、運輸安全マネジメントの定着、自動車事故防止対策等に業界を挙げて重点的な取り組みを図っていく必要がある。
 当協会は、このような諸課題を踏まえ、バス事業の新たな発展を図るため、平成23年度には下記事項を重点として理事会・委員会等を通じて会員各位とともに積極的に取り組んでまいります。



 
 
 
  1.乗合バス事業関係
(1) 福島県生活交通対策協議会等を通じて、生活交通の確保方策等について関係者とともに協議・調整を図る。
(2) 生活交通の確保に関する現行制度の運用について、関係機関等と連携し、公的補助の拡充と予算確保に努める。
(3) 高速バスの利用促進のため、施設整備等について関係機関に要望し、促進を図る。
(4) バス活性化対策について、バス活性化委員会等の場を通じてバス交通の活性化の推進を図る。
(5) バス輸送環境及び輸送サービス改善策を推進する。

2.貸切バス事業関係
(1) 貸切事業に関わる情報を提供し、事業経営の振興に努める。
(2) バス協会の組織強化を図るため、貸切バス専業者の協会未加入事業者に対し、協会加入を積極的に働き掛ける。また、会員事業者のP.Rに努める。
(3) 白バス等の貸切事業類似行為について、関係行政機関等と連携を密にし、その排除に努めるとともに、白バス利用防止のため、啓蒙・啓発活動を推進する。
(4) 乗務員・ガイド等の接客サービス向上と改善に努める。

3.安全輸送・環境対策関係
(1) 交通安全運動への積極的な参加を促進し、運転者の適性診断の有効活用等により事故防止の推進を図る。
(2) 年末年始の輸送等に関する安全総点検の適正な実施を図る。
(3) 高速自動車道路における安全運行の徹底を図る。
(4) 飲酒運転再発防止対策の周知及び推進に努める。
(5) 地域温暖化やディーゼル車排出ガスの環境問題に適切に対応するため、「環境対策を強化する月間」等の運動を推進する。

4.労務関係
(1) 労働情報等の連絡交換に努める。
(2) 労働問題に適切に対応するとともに、必要に応じて講習会等を開催する。
(3) 乗務員・中間管理職等の研修・教育の推進に努める。

5.運輸事業振興助成交付金事業関係
(1) バス利用者に対する輸送サービスの改善を促進し、バス事業の活性化に資するため適切かつ効率的な運用に努める。
(2) バス輸送改善推進に関する活性化事業等を推進する。

6.会議・行事等
(1) 定款に定める協会の目的達成のため、総会・理事会・各種委員会等諸会議を効率的に開催する。
(2) 関係行政機関及び関係団体等の会議等に積極的に参加し、情報交換等に努める。
(3) バスの日(9月20日)については、会員事業者等とともにバスへの親しみとバス事業への理解を深めてもらうため広報活動を行う。

7.その他
(1) 事業経営に役立つ情報の収集及び提供を行う。
(2) 関係官庁及び団体等の連携協調を図る。
(3) 運行管理者試験センターの試験制度への協力と会員の成績向上対策に努める。
(4) 当協会のホームページを活用して、会員事業者のP.R及びバスに関する広汎な情報提供を行う。